無職になりました。

 

どうもこんにちは。

ロティです。

 

下書きだけは増えるんですよね。このブログ。

また四か月ぶりに綴りたいと思います。

 

 

今回は「四大卒でありながら、無職」という貴重な経験をしているので、

ノビノビ書きたいと思います。(なんにせよ時間があるんだ)

 

 

 

 

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1月末の中国の旧正月春節を機に世界中で急速に進展しつつあり、ワクチンがない新型のウイルスという、もはや拡大は不可抗力的なそれ―新型コロナウイルス感染症

 

2月からは誰が予想しただろうか、ヨーロッパ地方での急速な感染拡大や、芸能人・有名人が陽性反応が出たという報道につき、世界各国の入国・渡航制限措置が一気に打ち出された。

 

この時期から、私の身の回りでもヨーロッパやアジアに卒業旅行を予定していた友人たちは、旅程をキャンセルしたり、国内旅行に変更するなどを余儀なくされた。

 

また、アーティストのコンサートや企業の合同説明会、卒業式や入学式などの大型イベントが続々と中止となる事態となった。

 

 

 

 

 

そして3月―。

 

大前提として、私はこれから約一年半の間、語学留学とワーホリをする為、4月半ばにカナダへの渡航を予定していた。

 

そう。

就職はしていない。

 

これは半年以上前から決めていて、渡航先の選定をはじめとして、語学学校選びに走り回ったり、セミナーに参加したり、パスポートやビザの取得や、荷物の準備、アルバイトをして貯金するなど、色々と準備をしてきた。

 

「あと少しで一か月を切るぞ!」と張り切って、海外転出届や年金のことなどを考えていたその矢先に、カナダにいる知り合いの女性から、

 

 

 

 

「カナダ人と永住権保持者以外の入国が禁止となりました。」

 

 

 

 

 

との一報が入った。

 

 

思っていたよりも早いカナダ政府の対応に、少し驚いた。

 

そして、ここから悪夢のような二週間が始まる。

 

 

 

 

 

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3月に入ってからは卒業式が中止となった。

他大学では学部授与式だけは開催するところもあったみたいだが、私の大学では全て中止対応となった。

 

 

袴を予約した分は全額返金のようだ。当然だが。

 

 

 

 

そこからは外務省とカナダ政府のHPを訪れていた。

 

何か新しい情報はないか。

 

外務省の渡航制限がされている国の蘭には、カナダが新規で追加されていないだろうか、

カナダ政府は日本ではまだニュースになっていない情報などを発信しているのではないかと、

 

それでも一年半行くのだからそれなりに準備することがあり、ラストスパートでバイトのシフトを沢山入れてもらったり、学生最後に友人と飲み会をするなど、忙しくしていた。それでも

 

 

 

 

 

もしかしたら行けないかもしれない。

 

 

でも行けなかったら、、中止か延期か。

そんな不安を抱きながら、一日一日を過ごしていた。

 

 

 

中止にすれば、一年遅れて、しかも既卒として就職活動することになる。

業界分析も自己分析も全くしていないし、この状態で志望動機はおろか何もアピールできることがない。

 

 

延期にするにしても、いつ渡航できるのか目途がつかない。

一か月先、半年先、一年以上先になるかもしれない。

 

 

 

 一か月、半年ならまだしも、一年待ってもその先に留学できる未来がなかったとしたら、、と周りが社会人としてステップアップする中で置いてけぼりの自分を想像しただけでとても恐怖を覚えた。

 

 

 

そしてカナダから入国禁止との警告を受ける。

 

 

 

 

もしかしたら一か月くらいで解除されるかもしれないから、一週間様子見をしましょうと、語学学校の担当者から言われた。

 

私は途中で観光ビザからワーホリビザに切り替える方法で一年半滞在することになっていたので、10月のはじめまでにワーホリビザで入らないとせっかく取得したビザの有効期限が過ぎてしまうことになる。

さらに語学学校の方では、途中から資格取得コースを申し込んでいたので、その開講時期も一年に2回ほどしかないという状況だったから、余計焦った。

 

 

その時点で、ほぼ世界中の語学学校はオンライン授業となっていて、現地に渡航できたとしても授業が受けられないとのことだった。

 

 

そして、6月30日まで渡航禁止、とカナダ政府の開示があった。

 

 

 

 

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そこからは延期する方向で悩んだ。

約2か月半、先延ばしにすれば渡航できるかもしれない。

少し期間は短くなっても、予定通り実行できる。

 

 

ここで、再度語学学校の担当者から連絡があるが、国を変更するのはいかがですか?

と提案されたときはあまりよく思わなかった。

国を変えたところでだ。

 

 

カナダにいる知人からは、ワーホリできている留学生だけではなく、現地の人ですら仕事を失っている状況です。との報告も頂戴した。

 

 

今自分がいるべきところは圧倒的に母国であることは分かっていたが、、

 

 

 

諦めきれない。

 

 

 

 

 

しかし立ち止まって考えた。

 

不安要素と確定要素を紙に書きだそう。

そして不安要素の方が多かったら、辞めよう。

 

 

 

その結果は圧倒的に不安要素が多かった。当たり前だ。

 

 

 

ワクチンが開発されるのに一年以上かかると言われていること。

そして自分自身が現地で感染してしまうリスクがあること。

もし重症化して、助けてくれる人がいなかったら。

強制送還になったら。

オンラインで行われている授業がいつ解禁するのか。

ワーホリビザで見つかる就業先はあるのか。

資格はとれるのか。

その生活の中で金銭的な余裕はあるのか。

 

 

 

わざわざ挙げないが、他にも小さな不安要素はあった。

 

 

 

 

 

 

 

私タイミング悪いなあと思ったのが、二年前の成人式で振袖業者が当日バックレるという"ハレノヒ事件"の被害者の一人であるということ。

 

 

たまたまなのかもしれない。

 

 

しかし、自分の力ではどうにもならないことが

世の中には沢山あるということ。

 

 

 

 

 

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今ならまだ、ギリギリ就活できる。

大手は無理でも、その子会社とか、既卒で狙えるところはまだあるだろう。

つい去年までは売り手市場だからまだそのくらい感じられる余裕があった。

 

 

 

そこで私は妥協点をあぶり出した。

 

 

 

 

今の状況を相談したバイト先の女性の先輩が、こんなことを言ってくれた。

 

「○○(本名)さんはまだお若いし、時間と余裕があるのであれば、

一回カナダに行ってみて自分の目で確かめて、それでもダメそうなら

すぐに帰ってきてみるっていうのもアリじゃないですか?」

 

 

こんな状況になってよくそんなことが言えるなと関心したものの、考えすぎてしまう私からは発想できないような提案だった。

 

 

 

さすがにその選択はできなかったが、この一言をきっかけに一旦渡航中止をして就活を始めることになる。

3月もそろそろ終わるという時期だ。

 

 

 

 私は元々何事においても長期戦が苦手なので、ここからうまく切り替えることができて就活を始めたというのは自分にとっては逆にいいのかもしれない。

 

 

ここで妥協点について触れていこう。

 

話は全く違う方向へと変わるが、私は何年か前からJustin Bieberのファンであって、今年の5月からスタートするChanges Tourのチケットを購入していたのだ。

 

 

 北米ツアーだったので、留学に行くので丁度良かった。

1月末のアメックスカード会員限定先行販売で購入した。

 

ツアーがたっぷりある分、余裕を持ってチケットを手に入れた。

 

もちろん9月中のカナダ開催の分。

現地で一緒に行く人を探そうと思い自分の分と併せて2枚―。

 

 

9月ならもしかしたらコロナウイルスが収束しているかもしれないから、この際就活を早く終わらせて、入社までの自由な時間の中で、ワーホリビザで入国すればアルバイトで稼いだ貯金で1~2か月のんびり過ごせるし、Justinのコンサートも行けて、海外の現状も知れるし、それがもしかして職があれば半年くらい滞在できるんじゃないか、それでもいいじゃん、うんそうしよう、それしかない。

 

安易な考えだったが、もはやこのくらいの報いがあってもいいじゃないか。

そう思っていた。

 

 

 

しかし、やはりJustinもアーティストとはいえ、一人の人間だ。

つい一週間前に今年開催するツアーの全日程を延期するとの発表があった。

 

 

うん、なんとなくこうなる予想はできた。

カナダに入国ができないと分かった時のショックに比べればすぐに立ち直れた。

 

 

 

 

しかしこの時の私はやはり、メンタルが弱っていて、友達に会っては泣いて、4月1日から社会人だから学生というレッテルがあと少しで終わってしまうという嘆きに全く同調できないのが、少し辛かった。

 

 

そしてその後すぐに、家族からアルバイトを辞めるように言われた。

 

 

 

 

 

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アルバイト先は、自宅からは離れていて日本人:外国人=5:5くらい、かなり外国人が宿泊するホテルだった。

小さいホテルだったが、人間関係は良好だったし、何より仕事が面白かったので、毎日飽きもなく通っていた。

 

 

 

 

就活する間凹むこともあるだろうから、バイト先の人たちと気軽に話すことのできる環境があるだけで救われると思っていた。

 

 

 

 

しかし、やはりこれも新型コロナウイルス感染症の影響で、職場がホテルというのは親からよく思われなくなった。

ホテル業界というのも大変な時期で色々と事情はある為きっかけは伏せるが、4月に入ると突然父親に辞めろと言われ、辞めないと家から追い出すと脅された。

 

 

 

 

メンタルがやられている子どもに対して当たりが強くねーか?と思ったが、従わざるをえなかった。そして即座にマネージャーに電話して、その次の出勤日から欠勤となった。

 

 

 

何日か経って落ち着いたが、やはり活動がゼロになるというのはショックだった。

 

 

 

 

 

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というわけで私は完全なる、その道においては無敵の、アベンジャーズでいうところのサノス、ハリーポッターでいうところのヴォルデモート、スターウォーズに関しては無知、とにもかくにも、仕事何してるの?☆新社会人おめでとう☆て言われたら何も言い返せなくなってしまう系人間、無職。

フリーターですらないんだよな。

まさかこんなことになるとは思わなかった。

それでも自分の決めた道の中で起こったことだ。

 

 

自分のケツは自分で拭く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあて、就活するかあ。

(こんなに時間あるなら自己分析でもやれ笑)

 

 

 

 

 

 

 

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p.s. 3月にこうなれば神頼みだ!と思い、神社に参拝した際、おみくじを引いた。

今まで引いたことのない"大吉"だった。奇跡か!?と一喜。そしてまさに翌日渡航禁止をくらって一憂。こんな時だけ神様を頼ってはいけないんだろうな。でもその一週間後にまた神社で"大吉"引いたけど。今年度は良い一年になるはずダ。