今だから分かる【バイト先の先輩が怖い件】

 

どうもこんにちは。

ロティです。

 

 

 

このブログでは日常起こるネタになるかならないかの何気ない事について、

 

グダグダと

 

ダラダラと

 

文章にして書いています。

 

 

 

 

まずは月一投稿から目指そうかな。。。

 

 

どうぞお付き合いください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は大学に入学する前の高校三年生の三月。

 

高校受験が無事に終わり、少しでもお金を貯めようとアルバイトを探した。

 

最初に経験したのは、某ファミレスのホールスタッフという、

 

普通のお仕事だった。

 

 

 

 

ファミレスのサービススタッフは学生で回しいるようなもんだと思う。

 

 

 

 

 

 

土日のピークの混雑具合は異常だった。

 

しかし大学生なら土日に働くのが世の常。

平日は授業でそんなに働けないのだから、土日は稼がなければならない。

 

 

 

 

 

 

アルバイト初日と2回目までは店長がしっかりと研修してくれた。

 

 

 

ピーク時間を避けて研修してくれたので、

 

穏やかに働くことができた。

 

 

 

 

 

それでは研修終わりね、

 

 

 

 

 

という感じで3回目。

その日は土曜のランチだった。

 

 

 

 

 

 

 

当然忙しいので店長はキッチンの中へ。

 

人見知りでまだほとんど知る人がいない中、土曜ランチのカオスに放り込まれる。

 

 

 

 

 

店長「(当時)大学4年生女の〇〇先輩がついててくれるから大丈夫だよ!」

 

 

 

 

 

 

私も「しょうがないやるしかない」と意を決し、

 

女の先輩は何も言わず私のことを監視しているようだ。

 

 

 

 

 

ピークになると名前を書いて席が空くのを待っているお客様が並び始める。

 

そこで重要なのが、"下げ物を下げるスピード"なのだ。

 

 

 

 

まだ見習いなので料理を運ぶことより、指示通りに食事が済んだテーブルの食器類を片付けることに専念する。

 

できる限り頑張って食器を落とさないように、かつ速く下げられるように努めた。

 

 

 

 

 

 

中高と運動部に所属していたので、まだ体力には自信があった。

 

 

 

 

 

 

 

ここで、4つ上の女の先輩が登場。

 

 

 

 

 

先輩「〇〇さん、もっと速くしてくんない?」

 

 

 

 

私「!?」

 

 

 

 

 

 

 

しばらく監視していた先輩が息を漏らすように、"速くやれよ"的な事を言ってきた。

 

 

 

 

 

 

私「はい、すみません!」

 

 

 

先輩「すみませんじゃなくて、後ろ詰まってんだからさとりあえず速くして。」

 

 

 

 

 

 

 

その後も、店長お墨付きの新人監視に配役された先輩は

その立場を利用するが如く様々な角度から指導された。

 

 

 

 

私は初めて、新人の禊を味わった。

 

 

 

これが社会に出るということか。。

 

 

 

 

 

まだギリギリ高校生だった私には少し辛い経験だった。

 

 

 

頑張っていても、一生懸命やっていても怒られることはあるのだ。

 

 

 

 

 

そう学んだ。

 

 

 

 

 

 

そのファミレスのバイト先では、愉快なバイト仲間のおかげで一年間は続いた。

 

 

 

 

 

 

しかしその先輩の最初の"速く"という一声がなかったら、たとえ一年間と雖も土日のランチとディナーを自分が先頭に立って回していくことはなかっただろう。

 

 

 

 

 

 

 

そしてそれ以上に今分かることがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はあれから少し年齢も重ねて、他のアルバイトも経験をして

ここ二年間くらい自分が「教える」立場にある。

 

 

 

 

 

 

 

 

良くも悪くも、優しい先輩だと評されることが多い私は

 

後輩に対して怒ってイライラした態度を出すことも、叱責することもしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が怒らない理由は、めんどくさいから。

 

 

 

怒られた後輩にとっても、先輩である私にとっても気まずくなってしまうし、

めんどくさい先輩だと思われたくもない。

 

 

 

 

 

 

しかし愛のある指導者という者は、畏れられながらも時にムチでしばき倒すくらいの威厳がないと務まらないのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

それに比べると私は誰に対しても良い顔をしてきた怠け者なのかもしれない。

 

 

 

 

 

人と争うのはめんどくさいし、自分もしくは相手が傷つきそうになったら

 

その場から静かに去ってしまうことが多い。

 

 

 

 

 

怒られるのは得意だけど、怒るのは得意ではない。

 

 

 

 

良い先輩風をなびかせているだらしない先輩だ。

 

 

 

 

 

怒るのには体力も使うのだ。

 

親と喧嘩すると疲れるのと同じだ。

 

 

 

 

 

だからわざわざ貴重な体力を使って、然るべき説教をできる人は尊敬する。

 

ましてや相手は入って間もない、どういうやつかもわからない赤の他人の新人君。

 

 

 

 

 

 

 

いつから私は諦めるようになってしまったのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今だから分かる怖い先輩の裏話。